最終的な構造及び加工方法は下記の通りです。
1.ノーマルクラッチシューの分解(シューから軸を外します)
2.クラッチ軸の下端に回止めのDカット加工
3.クラッチシューに回止め穴を追加工
4.軸に圧入してシューの中に入る、回止めカラーを新作
かなりシンプルな構造にできたため、新作する部品は1個だけでノーマルパーツは全部使えます。
クラッチ軸に回止めカラーを圧入して組立ててみると、カラーの下端がE/Gのクランクシャフトに乗った時に、
カラーの上端がクラッチシューのボス上端とピッタリ合います。
ここからは先はノーマルクラッチと同じ様に、Oリング、ワッシャを入れてクラッチベルをはめるだけです。
今回の試作品では、フライトで確認してみないと分からない超心配なことが2点あります。
タービュランスD3の場合、クラッチを分割構造にしたためにクラッチベルを支持するBRGが1個追加されています。
クラッチベル上部のピニオンギャの上下をBRGで支持する構造です。
SDXはピニオン上部とベルの中にBRGがあるのですが、下側のBRGはクラッチ軸に合わせてあるため、
2ピースに改造するとBRG1個でしか支持できなくなります。
ただ、クラッチがつながった状態ではE/Gとクラッチベルは一体になるので、ピニオン上部のBRGだけでも問題ないかも!?と思っています。
次に、ノイズの問題です。
D3はクラッチ軸とシューの結合にプラ部品(MCナイロン!?)を介しているため、軸がガタついてもノイズは出ません。
今回試作した回り止めカラーは金属のため、クラッチシューとのガタつきでノイズが出る可能性があります。
しかし、カラーの下端は常時クランクシャフトと接触するので問題ないのかもしれません。
また、もしノイズが出たとしてもクラッチベルでシールドされている部分なので問題ないのかも!?です。
実機に組み込んでテストしてみないと分かりませんが、もしノイズが出るようならカラーの材質をMCナイロンに変更します。
たつやさん、こんばんは。
またまた、新しい事に挑戦されてますね〜。
実は私自身、未だに芯出しを行った事は無いんですよね〜。今の所、気に成った事が無いんですよね。
私の親父からは、「芯出ししても、左右とかのウエイト等が違ったらフライト時振動が出るんだから気にしなくていい」とよく言われます。
どうおもわれます?
夢の翼さん、こんにちは。
新しいことに挑戦・・・っていうか、仕事が暇なんで・・・(泣)
お金もないし、オークションでの燃料代稼ぎのネタ造りです。
芯出し、の必要性ですが・・・正直言って僕には良く分かりません(^^;)
E/G×クラッチ軸の芯出しをしたからといって、他の部分に原因があれば当然振動は出るだろうし、
振動対策を目的とするなら意味がないと言えばないのかもしれませんね。
ただ、僕が芯出しをするのは、E/G、クラッチ関係のBRGの寿命を延ばしたいこととパワーロスを抑えたいことが最大の理由です。
また、もし機体に振動が出た時にも原因追求の際に切り分けが少しだけ楽になるからです。
実際の目的からすると、単体で芯出しをすることよりも、E/G、クラッチをフレームに組込んだ時にきちんとスムーズに回ることの方が重要ですよね。
つまり、組込んだ時にフリクションが掛からないように、事前に単体の芯出しをするだけで、
逆に言うと、組込んだ時にスムーズに回れば全体としての芯出しはOKということなのかな・・・??
2ピースクラッチとはなかなか本格的なパーツが…。
芯出しが楽になるというのはいいですよね。まぁ、芯出ししても組み込みが悪ければどうにもならないでしょうし、
どちらかと言えば気分的なものかも…。僕は【アイドリング中のローター回転が無くなればいいや】と思っている
超イージーな人間ですので、きっと上空だと良くわからないんでしょうね。
スカディやSDXのいいところはカーボンフレーム全盛の昨今、あえて樹脂フレームを採用しているということです。
多少のガタは吸収するでしょうし、組み立てもラク…。もちろん強度や精度は求められませんけどね。いまでもシャ
トルを売っているくらいですからHIROBOの技術はある程度完成しているんでしょうね。まぁ、最先端とはいえない
ところが辛いところでしょうけど(^^;; 美味しいアイデアはいろいろいただけばいいですし(笑)
さっさーさん、こんちは。
2ピースクラッチ、上手くできたら買ってね♪
僕はヒロボーのヘリしか知らないので(笑)
他社に比べてどこが良くてどこが劣っているのかは分かりません(^^;)
でも、樹脂フレームはカーボンに比べて安いのでいいですよね。
SDXは初心者から上級者まで、オールマイティに対応したヘリだと思います。
もっと上手くなって、いい意味で不満が言えるくらいになりたいもんです♪
SDX-2号機(50)でテストしました。
組立は、E/G、クラッチ周りの芯出しが不要なので楽チンです♪
フライホイールにクラッチを適当に着けます。
シャフトをクラッチに嵌めてOリング、シム、クラッチベルを差してフレームに入れます。
あとは、ベル上部のクリアランスを軽く回るくらいにしてE/Gマウントを固定すれば完了です。
カップリングのイモねじを締める時は、シャフトを上に引っ張り過ぎてベルの動きが渋くならない様に気を付けます。
ベルの上部クリアランスの分だけはベルとシャフト、カップリングが動いていても問題はありません。
適当に組み立てた「2ピースクラッチ」搭載の2号機ですが、
始動の状況はいつもと変わらず、心配していたノイズの問題も発生しませんでした。
シャフトがフリーになったことによるベルの踊りも無いようで、振動が出ることもありませんでした。
とりあえず、「2ピースクラッチ」を着けたことによるデメリットはなし!というところです。
先日、2号機(50)で問題がなかったので、今度は3号機(55)にも着けてみました。
E/Gを下ろす作業で、50ハイパーはマウントボルトを外すだけで簡単に下ろせますが55は少しだけ面倒です。
マスト下BRGホルダーやその他3箇所のボルトをゆるめてフレームが開く様にします。
ほんの少しフレームを開くことで55のニードルが通る様になります。
今回はテールパイプも着けたまま交換作業をしたので、機体の振り回しも大変でした(^^;)
2ピースクラッチを着けて、Oリングとシムにシリコンオイルを垂らしました。
3号機は組み立ててから48フライトなので、ついでにプラグも交換です。
これで、僕のSDXは2機とも2ピースクラッチになりました。
大きな問題が発生すれば、2機とも墜落かな???(笑)